水道水源が余ってきている時代に河村たかし名古屋市長が14年前撤退表明した木曽川導水路事業容認
岐阜県の徳山ダムから名古屋市などに揖斐川の水を引く木曽川導水路事業について、名古屋市の河村たかし市長が14年前の撤退表明から一転、容認の方針を固めたことについて毎日新聞、共同通信の記事、CBCテレビのニュースをお送りします。
水道水源が有り余ってきている時代においてまったく無意味な事業です。
総事業費890億円の公費を使いだけの事業です。
◆「増税はしないが、水道料金への上乗せは…」 木曽川導水路事業 河村市長が一転して容認へ
(CBCテレビ/ 2023年2月14日 11時49分)
https://news.infoseek.co.jp/article/cbc_327264/
14日朝、名古屋市の河村市長が容認の姿勢を示したのは、岐阜県揖斐川町の徳山ダムから長さ43キロの地下トンネルで、名古屋市などに水を引く木曽川導水路事業です。
河村市長は14年前、計画からの撤退を表明。その後民主党政権によって計画は凍結されましたが、凍結の決め手となった市長の判断が転換されたことで計画が再び動き出す可能性が高くなります。
方針転換の理由について河村市長は、ダムの維持管理費や建設費負担で支払うことになる700億円以上の税金を無駄にしないことや渇水や地震などの災害時に水を確保することなどを挙げました。
新たに90億円近い支出が発生しますが、増税の可能性については。
(名古屋市 河村たかし市長)
「増税はしないです。(Q:水道料金への上乗せは?)なるかもわからないが、どうですかね」
市長の判断について、導水路事業に反対する裁判を起こしていた市民団体のメンバーは。
(導水路事業に反対 加藤伸久さん)
「100年に一度の(災害の)ために無駄なお金を使うというのは、これみんな税金ですので税金はもっと違う所に使った方がいい」
◆徳山ダム導水路建設 河村たかし名古屋市長、一転認める意向
(毎日新聞 20230214)
https://tinyurl.com/2dtydxtd
岐阜県揖斐川町の徳山ダムの水を揖斐川から木曽川に流す導水路の建設を巡り、撤退を表明していた名古屋市の河村たかし市長は14日、一転して計画を認める意向を示した。導水路事業は2009年度に着工、15年度に完成予定だったが、市が09年に撤退を表明後、当時の旧民主党政権が事業を凍結している。市は今後、安全な水道水の確保や治水対策など新たな用途で生かしていくことを事業主体の国や東海3県に提案するとしている。
◆名古屋市 河村市長 撤退宣言から一転して容認へ 徳山ダムから水引く木曽川導水路事業 総事業費890億円
(CBCテレビ2023年02月14日(火)08:10)
https://www.excite.co.jp/news/article/cbc_article326835/
方針転換の理由について河村市長は、揖斐川の良質な水を飲み水として利用することや、去年起きた明治用水の漏水事故など、水の供給が止まった事態を踏まえ、災害時に水を確保することなどを挙げています。
◆河村市長、導水路容認方針 用途転換で撤退表明を一転
(共同通信2023年2月14日)
https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1500775
名古屋市の河村たかし市長は14日、自らが2009年に撤退を表明した徳山ダム(岐阜県揖斐川町)の水を木曽川へ流す導水路事業について、一転して容認する方針を明らかにした。従来の渇水対策から、より良質な飲料水確保や治水対策に用途を転換する。河村市長は記者団に「市が負担しているダム事業費を生かすのが市長の仕事だ。市民のために新用途を考えた」と説明した。